住宅ローンは変動金利?固定金利? これから家を買うご家族へ、金利上昇時代の選び方

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「家は欲しいけれど、住宅ローンの金利が上がっていると聞くと不安……」

食費や日用品、子どもの習い事など、毎日の家計を考えながら、そう感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

住宅ローンは、家を買った後の暮らしに長く関わるもの。変動金利と固定金利のどちらがよいかは、金利の数字だけでは決まりません。今回は、これから住まいを考えるご家族に向けて、選び方のポイントをご紹介します。

金利上昇

低金利が「ずっと続く」とは限らない時代へ

日本では長く低金利の時代が続きましたが、2024年3月のマイナス金利解除後、金融政策は変化しています。日本銀行は2026年9月、政策金利の誘導目標を1.25%程度へ引き上げました。ただし、これは住宅ローンの適用金利そのものではありません。実際の借入金利や見直し時期は、金融機関や商品によって異なります。

大切なのは、「今の低い返済額が、この先も続く」と決めつけず、金利が変わった場合も考えておくことです。

変動金利は、返済の軽さと将来の備えをセットに

変動金利は、借入後も適用金利が見直されるタイプです。固定金利より借入当初の金利が低く設定されることが多く、毎月の返済を抑えやすい一方、金利が上がると利息負担が増える可能性があります。

返済額には、借りたお金を返す「元金」と、借りるための費用である「利息」が含まれます。同じ借入額・期間・返済方式なら、低い金利で返せる間は元金を減らしやすくなります。ただし、その有利さがいつまで続くかは分かりません。

変動金利を選んで毎月の返済を抑えられた場合も、家計に生まれた余裕をすべて生活費や買物に使ってしまわず、一部を貯蓄に回しましょう。「今は少なく返せているからこそ、将来に備える」という考え方が大切です。

固定金利は、家計の見通しを立てやすい選択

全期間固定金利は、借入時に完済までの金利が決まるタイプです。将来、市場金利が上がっても、契約した金利は変わりません。「子どもの進学と返済負担の増加が重なるのは避けたい」というご家庭には、見通しの立てやすさが安心材料になります。

一方、借入当初の金利や返済額は、変動金利より高くなることが一般的です。その差は、将来の金利上昇に備えるための費用と考えることもできます。

なお、「10年固定」などの固定期間選択型は、全期間固定とは別です。固定期間が終わった後の金利や優遇条件も確認しましょう。

「返済額がすぐ増えない」場合にも注意を

一部の変動金利・元利均等返済には、返済額を原則5年間据え置く「5年ルール」や、見直し後の返済額を従前の125%までに抑える「125%ルール」があります。

ただし、これは金利や利息の上限を決める仕組みではありません。返済額が同じでも利息の割合が増え、元金が減りにくくなることがあります。また、これらのルールを採用していない商品もあります。「毎月の引落額が変わらないから大丈夫」と考えず、返済予定表の内訳も確認することが大切です。

わが家に合うのは? 家計を3つの視点で確認

選ぶ前に、ご家族で次の点を話し合ってみましょう。

  • 金利が上がって返済額が増えても、毎月の貯蓄を続けられるか
  • 進学、育休、時短勤務など、支出増や収入減の時期はいつか
  • 教育費や急な出費に備える現金を、購入後も残せるか

返済増に対応できる余裕があり、定期的に家計を見直せるご家庭は、変動金利を検討しやすいでしょう。反対に、将来の支出が大きく、返済額を見通せることを重視するなら、全期間固定も有力な選択肢です。

金融機関には、同じ借入額・返済期間で、変動と全期間固定を比較した試算に加え、変動金利が1ポイント、2ポイント上昇した場合の試算も依頼してみましょう。これは将来予測ではなく、家計の対応力を確かめるための確認です。

繰上返済も一つの方法ですが、教育費や生活の備えを取り崩してまで急ぐのではなく、手元資金とのバランスを優先しましょう。

ローンだけでなく、家づくりの総額から考える

家計に関わるのは、ローン返済だけではありません。税金、保険、光熱費、将来の修繕費に加え、購入時の諸費用やローン手数料も確認が必要です。金利だけでなく、団体信用生命保険の保障内容も含めて比較しましょう。

うーの家では、漆喰や無垢材、アイアンなどの素材を楽しみながら、長く愛着を持って暮らせる住まいを大切にしています。新築だけでなく、中古住宅の購入とリノベーションなど、ご希望と予算に合わせて住まいの選択肢を考えてみませんか。

「いくら借りられるか」より、「どんな暮らしを続けたいか」。家族の時間も、将来への備えも大切にできる家づくりを、うーの家と一緒に考えていきましょう。

4,000万円を借りた場合の返済比較

借入額4,000万円・返済期間35年・元利均等返済・ボーナス払いなしで、各金利が完済まで変わらないと仮定した試算です。

比較項目変動金利1%の場合固定金利3%の場合
毎月の返済額約112,900円約153,900円
毎月の返済額の差約41,000円少ない約41,000円多い
完済までに支払う利息の総額約742万円約2,465万円
完済までの総返済額(元金+利息)約4,742万円約6,465万円
支払う利息の総額の差約1,723万円少ない約1,723万円多い

この条件では、毎月の返済額に約4万1,000円、35年間に支払う利息には約1,723万円の差が生まれます。ただし、これは変動金利が35年間ずっと1%だった場合の比較です。実際には金利が上がる可能性があるため、「変動金利なら必ずこれだけ安くなる」という意味ではありません。

変動金利を選ぶ場合は、返済を抑えられる間に貯蓄を増やすことが大切です。一方、全期間固定金利は、将来の返済額を見通せる安心感も含めて比較しましょう。

※本記事は2026年10月15日時点の情報を基にした一般的な解説です。金利・手数料・審査条件等は金融機関により異なります。最新の商品説明書をご確認のうえ、ご自身の家計に合わせてご判断ください。