イギリスの街並みから考える。長く住み継ぎ、愛着が深まる家づくり
先月、スタッフが訪れたイギリス。
歴史ある街並みを歩くなかで、古い建物が日常の風景に自然に溶け込んでいることが印象に残ったそうです。

石やレンガでつくられた外壁。少し色あせた木製のドア。年月を重ねた窓枠や、使い込まれたアイアンの手すり。建物には新築時とは異なる、長い時間を経たからこその表情がありました。

ハリーポッター上演
「パレスシアター」

「セント・ローレンス協会」

円形図書館
「ラドクリフ・カメラ」
イギリスの街で出会った、長い年月を重ねてきた建物たち。
石やレンガ、木、鉄といった素材の表情が街並みに溶け込み、古さそのものが魅力となっていました。
新しさだけを追い求めるのではなく、手を入れながら大切に使い、年月とともに愛着を深めていく。そんな住まいのあり方に、うーの家が目指す家づくりとの共通点を感じました。
もちろん、日本とイギリスでは気候も建築の方法も異なります。そのまま同じ家をつくることはできません。けれど、「古くなったから価値が下がる」のではなく、住み続けることで味わいが増し、暮らす人の思い出とともに育っていく家という考え方には、これからの日本の家づくりにも通じるものがあるように感じます。
新しさだけを求めない家
家を建てるとき、設備の新しさや流行のデザインに目が向くことは自然なことです。断熱性能や耐震性能、使いやすい間取りなど、暮らしを支える性能はもちろん大切です。
一方で、完成した瞬間がいちばん美しい家ではなく、10年後、20年後、さらにその先も「この家に住んでよかった」と思える家を考えることも大切ではないでしょうか。
住み始めたころにはなかった小さな傷。家族の成長とともに増えていく家具や雑貨。庭の木々の変化。無垢材の床につく色の深み。こうした日々の積み重ねは、住まいを少しずつ、そのご家族だけの場所にしていきます。
うーの家では、年月が経っても飽きにくく、暮らしとともに愛着が深まる住まいを目指しています。
漆喰、無垢材、アイアンがつくる表情
自然素材には、工業製品にはない一つひとつの違いがあります。
たとえば漆喰の壁は、光の当たり方や時間帯によって陰影が変わり、やわらかな表情を見せてくれます。職人の手仕事による塗りの風合いも、空間にあたたかさを与えます。

無垢材の床や建具は、使い始めから少しずつ色や艶が変化します。小さな傷や凹みも、ただの劣化ではなく、家族がここで暮らしてきた時間の記録になることがあります。

また、レトロな鉄やアイアンのパーツは、空間を引き締めながら、木や漆喰の素材感を引き立てます。ドアの取っ手、階段の手すり、照明、棚受けなど、住まいの一部に取り入れるだけでも、既製品だけではつくりにくい個性が生まれます。
素材そのものが主張しすぎるのではなく、暮らす人の持つ家具や雑貨、日々の生活と自然になじんでいくこと。それが、長く愛せる住まいにつながると私たちは考えています。
性能とデザインを両立する
「ヨーロッパの古い家のような雰囲気」と聞くと、デザインを優先した住まいを想像されるかもしれません。
しかし、福岡で長く快適に暮らすためには、デザインだけでなく、断熱性、気密性、耐震性、メンテナンス性なども欠かせません。夏の暑さや湿気、冬の寒さ、台風や地震など、日本の気候や環境を踏まえた家づくりが必要です。
うーの家では、アンティークやヨーロッパの建物から受け取ったデザインの魅力を大切にしながら、現代の暮らしに必要な性能も備えた住まいをご提案しています。
見た目だけではなく、毎日の暮らしが心地よいこと。将来、手を入れながら住み続けられること。家族構成や暮らし方が変わったときにも、その家を好きでいられること。そうした視点を大切にしています。
家は、完成してから育っていくもの
住まいは、完成・お引渡しで終わるものではありません。
家族が食卓を囲み、子どもが成長し、季節ごとに窓から見える景色が変わるなかで、家は少しずつ暮らしに馴染んでいきます。年数が経ったからこそ生まれる風合いを楽しみ、必要な部分には手を入れながら、住み継いでいく。そんな家づくりができれば、住まいは単なる建物ではなく、家族の大切な資産であり、思い出の場所になっていくはずです。

イギリスの街並みで感じた、古いものを大切に使い続ける文化。
うーの家も、福岡の暮らしに合ったかたちで、時間とともに愛着が増していく住まいをつくっていきたいと考えています。
自然素材の家、漆喰の壁、無垢材の床、アンティークのある暮らしにご興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。新築はもちろん、中古住宅の購入とリノベーション、今のお住まいを活かすリフォームについても、お客様の暮らしに合わせてご提案いたします。