漆喰の家が完成しました―注文住宅だからできる、暮らしに合わせた細かな工夫

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前回ご紹介した漆喰塗りの現場から、工事はさらに進み、いよいよ建物の完成を迎えました。

今回のお住まいは、ご夫婦と3人のお子さんが暮らす家。
自然素材を使い、フレンチアンティークを感じさせる落ち着いた雰囲気です。

外観は、白い漆喰壁に濃い色の木部を組み合わせた、ゆったりと落ち着いた印象。青空に白い壁がよく映え、時間が経っても飽きのこない佇まいに仕上がっています。

室内も、壁と天井を漆喰で仕上げ、木の質感を生かした空間に。
今回は、完成した住まいの中から、シューズクローク、洗面台、吹き抜け、子ども部屋をご紹介します。

玄関に、暮らしやすさを支えるシューズクローク

玄関横には、家族が普段使うシューズクロークを設けました。

収納するのは靴だけではありません。傘や上着など、外出するときに使うものをまとめて収納できます。

シューズクロークは、当社の住まいでも多く採用している収納の一つ。モデルハウスにも同じような考え方を取り入れているため、今回も特別な仕様としてつくったというより、これまでの家づくりで培ってきた「暮らしやすい形」を自然に取り入れています。

玄関から生活スペースに入る前に、外で使うものをまとめて収納できることで、家の中をすっきり保ちやすくなります。

造作洗面台と名古屋モザイクのタイル

洗面スペースには、既製品の洗面ボウルを使いながら、洗面台本体は造作で仕上げました。

造作とは、既製品をそのまま設置するのではなく、住まいのサイズや使い方に合わせて現場でつくり込むこと。

洗面台の天板や収納部分には木を使い、壁面には名古屋モザイクの「コスミオン」を採用しています。

既製品だけでまとめるのではなく、タイルや木材、漆喰を組み合わせることで、家全体の雰囲気になじむ洗面スペースになりました。

毎日家族が使う場所だからこそ、使いやすさだけでなく、素材の組み合わせにもこだわっています。

家族の暮らしに合わせた吹き抜け

2階ホールと、1階のダイニングをつなぐ吹き抜け。

工事中の様子でもご紹介したように、2階ホールには腰壁を設けました。

これは、お子さんが遊んでいるときに、プラレールなどのおもちゃが下の階へ落ちないようにしたいという施主様からのご希望によるものです。

その一方で、壁ですべてを塞いでしまうと、吹き抜けの開放感や1階への採光が失われてしまいます。

そこで、上部には格子を設け、光を取り込めるようにしました。

こうした「ここはこうしたい」というご家族の具体的な暮らし方に合わせて、形を一つひとつ決めていけるのも、注文住宅の魅力の一つです。

完成すると、格子は空間のアクセントにもなり、濃い色で仕上げた梁や木部ともよくなじんでいます。

玄関のシューズクローク
造作洗面台
ダイニングから見上げた吹抜け

子ども部屋には、漆喰と勾配天井

子ども部屋には、当社の家づくりでもおなじみのR下がり壁を採用しました。

クローゼットの入口を丸みのあるアーチ状にすることで、直線だけで構成された空間にやわらかな表情が生まれます。

R下がり壁は、子ども部屋だけでなく、階段下収納やシューズクロークの入口など、さまざまな場所で採用しています。

また、この部屋は勾配天井になっており、天井の高さによって空間にゆったりとした広がりを感じられます。

白い漆喰壁と木の床、濃い色に仕上げた木部を組み合わせることで、自然素材を使いながら、どこかフレンチアンティークを思わせる落ち着いた雰囲気に仕上がりました。

階段
2階 ホール
2階 子ども部屋

注文住宅だからこそできる「細かなつくり込み」

今回の家づくりでは、漆喰や無垢材といった素材だけでなく、家族の暮らしに合わせた細かな設計も大切にしています。

たとえば、プラレールが落ちないようにした2階の腰壁。
光を取り込むための格子。
家具を置く位置まで考えた漆喰の塗り方。
そして、R下がり壁や造作洗面台。

一つひとつは小さな工夫かもしれません。しかし、こうした積み重ねが、その家族にとって暮らしやすく、愛着を持てる住まいにつながっていきます。

自然素材の美しさを生かしながら、性能にもこだわる。
そして、既製品に住まい方を合わせるのではなく、ご家族の暮らしに合わせて家を造っていく。

それが、私たちが考える注文住宅です。

白い漆喰と木のぬくもりに包まれたこの家が、これからご家族と一緒に時間を重ね、少しずつ味わいを増していくことを楽しみにしています。