― 数値だけでは語れない、空気の質まで考えた家づくり ―
家づくりを考え始めると、必ず目にするのが「高気密高断熱」という言葉です。
断熱等性能等級、UA値、C値……。性能を示す数値はとても大切です。
しかし私たちがご提案しているのは、数値性能に“もう一段階”視点を加えた住まい。
それが WB HOUSE が提唱する「通気断熱WB工法」です。
WB工法とは?
現代の住宅の高気密・高断熱の主流は「機械換気」によるものです。
WB工法は「自然な空気の流れ(通気)」を重視する対照的なコンセプトを持っています。
一般的にあまり知られてない工法と言えますが、だからこそ丁寧にお伝えしたいと考えています。
WBとは「ダブルブレス(=二重の呼吸)」の略称です。
・室内の空気の通気 臭い、湿気、化学物質の排出効果
・外壁の中の通気 外壁裏の通気による清涼効果(特に真夏の灼熱日)
この2つの空気の流れをコントロールし、季節に応じた快適さをつくる仕組みがWB工法です。
一般的な高気密高断熱住宅と同様に、断熱材はしっかり施工します。
うーの家では断熱等性能等級6を標準仕様としています。
さらに、法律で定められた24時間換気設備(基本は第3種換気)も設置します。
では、何が違うのでしょうか。
違いは「断熱性能」そのものではなく、壁の中の空気をどう扱うかという考え方にあります。
夏、なぜ体感的に涼しいのか
WB工法は「冷やす家」ではありません。
目指しているのは、“熱をためにくい家”です。
壁の内部に通気層を設け、外壁側にこもった熱を排出しやすくする構造になっています。
そのため、室内へ伝わる熱の影響が緩やかになります。
結果として、エアコンの設定温度を極端に下げなくても、体感的にラクに過ごしやすい空間を目指せるのです。
子育て世代〜シニア世代の方にとっては、
「光熱費」「冷房効率」「身体への負担」も気になるところ。
WB工法は、そこに配慮した設計思想と言えます。

冬は寒くならないの?
「通気があるなら冬は寒いのでは?」
これはよくいただく質問です。
WB工法では、外気温が下がると形状記憶合金を用いた換気口、通気口が自動的に閉じる仕組みになっています。すると壁内の空気は動かなくなり、空気層が断熱の補助的な役割を果たします。
もちろん、断熱の主役はきちんと施工された断熱材です。
そこに“季節で切り替わる通気制御”が加わるイメージです。
当社では断熱等性能等級6を標準としていますので、冬の性能を犠牲にする工法ではありません。


「換気」との違い
WB工法は、機械換気を否定するものではありません。
当社では第3種換気を基本とし、法律に基づいた24時間換気を確実に行います。
そのうえで、
・壁の透湿性
・壁内通気
・季節による開閉制御(形状記憶合金)
といった仕組みが“補助的”に働きます。
つまり、
高気密高断熱+機械換気+通気制御
という構成です。
当社の特徴 ― 漆喰との相性
ここで大切なのが、当社が力を入れている「漆喰」です。
WB工法では一般的に透湿クロス(紙、布クロスなど)を使用します。
漆喰は、
・調湿性
・消臭性
といった特性を持つ自然素材で、透湿性もあります。
壁内の空気の流れを考えるWB工法と、湿度を穏やかに整える漆喰は、非常に相性が良いと考えています。インテリアにこだわる方にとっても、ビニールクロスとは違う質感や陰影の美しさは大きな魅力ではないでしょうか。
こんな方におすすめです
・断熱性能は妥協したくない
・光熱費も気になる
・壁内結露や湿気対策も大切にしたい
・身体になじむ自然素材の家に住みたい
・見た目だけでなく“空気感”も重視したい
WB工法は、30年以上の実績があり、特に「湿気対策」や「化学物質の排出(シックハウス対策)」を重視する層からは、根強い支持を集めています。
むしろ、数値性能を確保したうえで、「空気の流れ」まで設計に組み込んだ住まいです。
まとめ
WB工法は、
“高気密高断熱か、それ以外か”という二択ではありません。
断熱等性能等級6を標準とし、第3種換気を備え、さらに壁内の通気を季節で制御する。
そして当社では、そこに漆喰という自然素材を組み合わせています。
世間一般にに広く知れ渡った工法とは言えません。だからこそ、一度仕組みを知っていただきたい。
数値だけでは測れない「空気の心地よさ」を、ぜひ体感してみてください。