少しずつ家らしく ― 屋根・サッシ・外壁下地工事が進んでいます

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大野城市の新築現場で、建物を守る大切な工程が進みました

上棟を終えた大野城市の新築現場では、屋根工事やサッシの取り付け、外壁下地工事が進んでいます。

上棟の日は、一日で柱や梁が組み上がり、建物の骨組みが完成する迫力ある工程でした。

その後の工事は一見すると地味に見えるかもしれませんが、実は住まいの安全性や耐久性に大きく関わる大切な工程が続いています。

今回は、屋根工事から外壁下地工事までの様子をご紹介します。


まずは屋根工事から

上棟後、最初に進められる大きな工事の一つが屋根工事です。

今回採用したのはアスファルトシングル。

うーの家では標準仕様として陶器瓦をご提案することも多いのですが、今回は太陽光発電パネルを搭載する計画があるため、屋根への負担も考慮し、軽量なアスファルトシングルを選択されました。

屋根は建物の中でも最も過酷な環境にさらされる部分です。

強い日差しや雨風から住まいを守る重要な役割を担っているため、下地から仕上げまで丁寧な施工が求められます。

屋根が仕上がると、建物は一気に家らしい姿へと近づいていきます。


サッシと玄関ドアの取り付け

続いて行われたのがサッシと玄関ドアの取り付けです。

窓にはYKK APの樹脂サッシ「APW330」を採用しています。

樹脂サッシは断熱性能に優れており、冬場の冷気や夏場の熱気を伝えにくいのが特徴です。

また、結露の発生を抑える効果も期待できるため、快適な室内環境づくりに役立ちます。

そして玄関ドアには、YKK APの「ヴェナート E01」を採用。

やわらかな曲線を取り入れた洋風デザインが特徴で、これから仕上がる漆喰の外壁とも相性の良いデザインです。

さらにポケットキー仕様のため、鍵を取り出さなくても施解錠できる便利さも備えています。

屋根が完成し、サッシや玄関ドアが取り付けられると、建物は雨風をしのげる状態へと近づきます。

現場としても一つの大きな節目となる工程です。

2層による凹凸と色調の変化が屋根全体に深い陰影と立体感をプラス。
玄関扉は機能も大事だが、デザインも重要
透湿性・防水性・強度に優れたシート

漆喰壁を支える下地づくり

今回の住まいは、外壁仕上げに弊社標準仕様の田川産業「城かべ」を採用しています。

漆喰ならではのやわらかな風合いはもちろん、安全性や耐久性にも優れた素材です。

しかし、美しい漆喰壁は仕上げ材だけでできるものではありません。

実は、その下地づくりがとても重要です。

まず施工するのが防水防湿シートです。

写真では玄関ドアの横に白いシートが見えていますが、これが外部からの雨水の侵入を防ぎながら、壁内の湿気を外へ逃がす役割を担っています。建物を長持ちさせるために欠かせない重要な工程です。

その上に胴縁を施工します。

胴縁によって通気層を確保し、壁の内部に入り込んだ湿気を排出しやすい構造にします。

塗り壁の下地としては「大壁工法」と「通気ラス工法」があり、大壁工法は胴縁の上にサイディングパネルを貼り、継目処理をしてから補強材を貼り付け目地の影響が表面に響かないように固めます。そして、仕上げに樹脂系の塗り材(ジョリパットなど)で仕上げます。従来のモルタルを何層も塗るのに比べ工業製品のパネルであるため工期が短く、品質も安定しやすいのが強みですが、無機質で硬質な漆喰には将来的には目地の影響が表面に出てくる可能性が高いのではと思われます。そのため当社では後者の継ぎ目のない通気ラス工法を採用しています。

写真に写っている網状の部材がそれです。「通気ラス」・・・・モルタルに絡めて鉄筋の役目を果たします。

そして、その通気ラスの上に施工するのが「ラスモルⅡ」です。

一般的なモルタルではなく、外壁用に開発された軽量セメントモルタル製品で、漆喰仕上げの下地として使用されます。

見た目には完成後まったく見えなくなる部分ですが、この下地がしっかりしているからこそ、漆喰の美しさや耐久性が長く保たれます。

胴縁の上に、通気ラスを貼り付けたところ
漆喰を塗る前の下地材(ラスモルⅡ)まで完了

私たちの漆喰壁を支える左官職人さん

そして、この工程で欠かせないのが左官職人さんたちの存在です。

当社の現場で漆喰施工をお願いしているのは、親子で左官業を営む職人さん。

時にはお父さんのお兄さんも加わり、ご家族で現場を支えてくださっています。

左官職人さんの高齢化が進むなか、若い職人さんが活躍しているだけでもうれしいことですが、この息子さんは仕事に対する姿勢もとても真面目です。

現場でも黙々と作業に取り組み、一つひとつの工程を丁寧に仕上げていきます。

そしてお父さんは、長年左官一筋で経験を積まれてきたベテラン職人。

特に漆喰塗りは技術の差が仕上がりに大きく表れる難しい仕事ですが、その技術力にはいつも安心してお任せしています。

美しく仕上がった漆喰壁を見るたびに、職人さんの経験と技術の積み重ねを感じます。

もしかすると、この職人さんたちがいなければ、今の私たちの家づくりは成り立たないかもしれません。

それほど大切な存在です。


完成すると見えなくなる仕事

家づくりには、完成すると見えなくなる工程がたくさんあります。

屋根の下地も、サッシを固定する部分も、防水防湿シートも、漆喰の下に隠れる下地も、完成後に目にすることはほとんどありません。

しかし、住まいの安全性や耐久性は、こうした見えない部分の積み重ねによって支えられています。

次回は、断熱工事や内部工事の様子をお伝えしていきたいと思います。