~基礎立ち上がりの生コン打ち~

投稿日:2018.12.18

今回の現場便りは、糸島市志摩小金丸にて建築をしているA様邸の基礎立ち上がりのコンクリート打ちの模様をお伝えしようと思います!

まず基礎とは…

建物の最下部で建物の重さを地盤に伝え、建物の荷重を支持し、地盤を固定する下部構造です。
また基礎にも種類が2種類あります。

1つは、布基礎と言って鉄筋コンクリートが連続して設けられる帯状になっており、建物の外周部や主要な間仕切り壁や骨組みの下またはトイレや浴室の周りなどに設けられる基礎です。

もう一つは、べた基礎と言って建物の底面全体が鉄筋コンクリートになっており、建物の荷重を底面全体で支えるような基礎です。

(うーの家の基礎は、べた基礎です。べた基礎の参考写真は、I様邸の基礎写真です。)

では、実際にA様邸の基礎立ち上がりの生コンクリート打ちの模様を見ていきましょう!

型枠の中は、下の写真のように鉄筋が入っています。
なぜコンクリートの中に鉄筋を入れるのか…
それはコンクリートだけでは、圧縮する力には強いのですが引っ張られる力には
弱いので鉄筋を入れて補強するためにあります。

下の写真は、基礎の業者の方が基礎の立ち上がりの型枠の中に生コンを入れてその後、枠の中に入った生コンクリートを振動機を使って枠の中に満遍なく行き渡らせて綺麗にしていっている模様です。

振動機は、やり過ぎてしまうと生コンクリート中に入っている石や砂利が浮いてきてしまうのでここは、職人さんの腕の見せ所です!

二枚目の写真は、振動機を使った後のコンクリートの模様です。

綺麗にした後は、決められた場所にアンカーボルトを入れていきます。(下の写真)

アンカーボルト…土台が動かないようにと留めるためのボルトです。又、建物が風圧力や地震力によって生じる引抜きに耐えるために設けられています。

また、固まるのに今回は、表面が固まっている状態になるのは夕方ごろになり、次の日にはプリンぐらいの硬さに固まりさらに次の日には豆腐ぐらいの硬さになりさらに固まれば消しゴムぐらいの硬さになり、ある程度強度がでるのに一週間ぐらいはかかります。(なお、気温などによっても違ってきます。)

その後は、土台を乗せるために基礎の頭を水平にする基礎天端均し(キソテンバナラシ)を行い基礎工事は終了です。

以上が基礎工事の模様でした。