湿気に強い家の工夫|カビ・結露を防ぐ設計とは?

投稿日:2025.06.23
梅雨の時期

6月に入り、梅雨の季節がやってきました。この時期、多くのご家庭が気になるのが「湿気」「カビ」「結露」ではないでしょうか?せっかくのマイホームも、湿気対策が不十分だと住み心地が悪くなったり、健康に影響を与えたりすることも。特に新築住宅を検討している方にとって、「湿気に強い家」を建てることは、快適な暮らしを実現するうえでとても大切なポイントです。

今回は、「うーの家」が大切にしている自然素材を活かした湿気対策や、設計段階から考えるカビ・結露を防ぐ工夫について詳しくご紹介します。

近年の家の湿気問題

近年の住宅は気密性・断熱性が高くなっており、外気の影響を受けにくい一方で、室内の湿気がこもりやすくなっています。

また、家族の生活スタイル(料理、入浴、洗濯の部屋干しなど)によっても室内の湿度は上昇しやすく、それが結露やカビの原因になります。特に梅雨や冬場は注意が必要です。

「うーの家」では、見えない部分にこそ配慮した設計を行い、長く快適に暮らせる住まいを目指しています。

湿気に強い家づくりのポイント

1. 自然素材「漆喰」の力を活かす

「うーの家」では、内壁に本物の漆喰(しっくい)を使用しています。漆喰は日本の伝統的な建材で、調湿性能に優れています。空気中の湿気が多いときには吸い取り、乾燥しているときには湿気を放出する、いわば“呼吸する壁”です。

この調湿作用により、室内の湿度を一定に保ちやすく、結露の発生やカビの繁殖を抑える効果が期待できます。化学物質を使わず、自然の力で快適な空間をつくります。

漆喰の家

2. 通気と換気をしっかり設計する

湿気を逃すためには、家全体の「通気」と「換気」がとても大切です。

「うーの家」ではWB工法を採用し、壁の内部には「通気層」と呼ばれる空気の通り道を設け、外壁の内側で湿気がこもらない構造にしています。また、屋根や床下にも風が流れるように工夫をしており、見えない部分での結露や腐朽を防ぎます。

3. 間取りと日当たりの工夫

湿気対策には、日当たりや風通しも重要です。お客様の敷地条件に応じて、最も風が通る位置や光が入る角度を見極め、間取りや窓の配置を決めていきます。

たとえば、風の通り道となるように対角線上に窓を設けたり、湿気がこもりやすい北側の部屋には採光窓を取り入れたりと、設計の工夫で空気が自然に流れるようにします。これによりエアコンに頼りすぎず、自然の力で快適な室内環境を保つことができます。

結露やカビがもたらす健康への影響

カビやダニは、喘息やアレルギー、シックハウス症候群などの原因にもなります。特に小さなお子様や高齢者がいるご家庭では、湿気対策がそのまま「健康対策」にも直結します。

「うーの家」では、住む人の健康を第一に考え、建材選びや施工方法に至るまで徹底したこだわりを持っています。漆喰や無垢材などの自然素材を使うことで、空気中の化学物質をできる限り減らし、深呼吸したくなるような空間づくりを目指しています。

実際に住んでいる方の声

実際に「うーの家」で建てられたお客様からは、こんな声をいただいています。

「以前の家では梅雨時期にジメジメして不快だったのですが、今の家は空気がさらっとしていて快適です。」
「漆喰の壁にしてから、子どもの咳が減ったような気がします。」
「洗濯物もよく乾くし、部屋干しのにおいも気になりません。」

など、暮らし始めてから実感できる「空気の違い」に満足されている方が多くいらっしゃいます。

快適な家は、見えない工夫から生まれる

湿気対策というと、除湿機や換気扇など“後付け”の設備を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、本当に快適な家は、「建てる前の設計段階」でどれだけ湿気に配慮できるかが鍵です。

「うーの家」では、自然素材の力と、長年培った家づくりのノウハウを活かして、最初から“湿気に強い家”を設計します。カビや結露に悩まされない、清潔で健やかな暮らしを、私たちと一緒に実現しませんか?