外壁と漆喰について
- 2020/01/24
- スタッフブログ
こんにちは 福岡県太宰府市で戸建新築やリノベーション工事をしております「うーの家」です。
うーの家では外壁に漆喰仕上げを施工する家づくりが特徴ですが、今日はその理由をご説明します。まず、外壁ですが一般によく使われいるのがサイディングボードです。サイディングボードは90年代後半から急激に使われるようになりました。その理由として洋風デザインが主流となりタイルやレンガ、石柄が豊富に作れるのと、比較的に材料、施工費が安価にできることです。そもそもサイディングボードとはセメントを主基材とし、それに木質繊維や樹脂を混合して耐久性を高めているセメント板です。厚みは14㎜~18㎜が一般によくつかわれていますが厚いほうが高価になり、また15㎜以上で金物止になるので表面に釘を打つことがなくなり割れにくくなりますが、どうしても板の継目はありますのでその部分はシーリングを施さなければなりません。
- 板の塗膜やシーリングの継目は10年ぐらいで劣化して水が浸透しやすくなり板自体の劣化を早め、反りや割れを起こしやすくなるので定期的なメンテナンスが必要となります。その費用は内容によって様々ですが、おおよそ100万~200万ぐらいかかります。それに対し弊社では通気モルタル工法を採用しています。メリットとしては継目がなく外壁の重厚な味わいのある仕上がりになり、仕上げは一般には樹脂系の塗り物を施工することが多いのですが、弊社では漆喰を使います。漆喰は石灰石を焼いてできた生石灰を水と反応(消化)させて消石灰にして、それに海藻糊やスサ(麻などの繊維)を混ぜ、水で溶いたものです。塗るときは柔らかいが、空気に触れて硬化すると長期にわたって丈夫な壁となります。主な原料の石灰石は、数億年前の貝や珊瑚が、長い間に堆積したものです。ゆえに漆喰の大部分が生物由来の物質といえます。漆喰は白くて美しいことはもちろん、高い耐久性でも古代の壁画などでも実証済みです。さらに、日本では昔から城や蔵に使われなど、火災から建物を守る不燃性も高い。火に触れても有毒ガスを発生することもなく、逆に吸熱反応をおこしながら、炭酸ガスや水分を発生させる自己消化性を持っています。したがって大きな費用をかけずに我が家を長きにわたり守っていくのです。太宰府にある「うーの家」モデルハウス〝Mas de LA terre″本物の質感を体感しに、是非ご覧に来てください!